韓国は日本以上に情報が都市部に一点集中している国で、正直言って、大都市以外にまともな本屋はありません。そこで、ここではソウルと釜山の本屋を紹介します。

　

１）教保文庫（キョボムンコ）

韓国一の大書店。教育保険文庫が省略されて、この名前です。場所は地下鉄一号線鍾閣（チョンガク）駅か、五号線光化門（クァンファムン）駅すぐの、教保ビル地下１階です（一番大きなビルです）。「ここで見つからなければ諦めろ」とまでいわれる圧倒的な品ぞろいです。オールマイティに何でもあります。

同じフロアにＣＤショップや文房具店もあります。ここのＣＤショップはなかなか充実のラインナップでお薦め。文房具屋にはアイドルのブロマイドコーナーがあって、今の韓国の人気アイドルの動向がわかります。

あと、ここの日本書籍コーナーは充実していて、韓国旅行中どうしても日本の本が読みたいときはここに来ましょう。僕もここで村上春樹の文庫本などを手に取ってしまいました（笑）。値段は日本の１．３倍くらいだったと思います（つまり\1000の本がW13000くらいになる）。

この書店の入口には歴代ノーベル賞受賞者の肖像画が飾られていて、2000年とうとう「将来の韓国人受賞者のために空けていた」場所が、金大中大統領の肖像画によって埋められました。

　

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２）永豊文庫（ヨンプンムンコ）

ここも大きな書店で、なんと言っても地下鉄の駅（地下鉄一号線鍾閣駅）と連結していて便利です。冬も寒くないし。ここは地下一階と二階に分かれていて、二階は広大な文房具売場（本もありますが）。僕の印象では、歴史・人文系が充実しているような気がします。戦前の本の影印本もここが一番充実しているんじゃないかなあ（僕もここで朝鮮総督府が昔発行した本の影印本を何冊か購入しました）。

　

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３）鍾路書籍（チョンノソジョク）

これも地下鉄一号線鍾閣（チョンガク）駅が最寄り駅。ＹＭＣＡホテルの真っ正面にあります。この本屋は分け方が明快で、本が探しやすいです。ここは品揃えがなかなか良く、上の二店でもなかった本がひょこりあったりするので見逃せません。この書店の２階は特別で、キリスト教専門店となっていますので、韓国のキリスト教に関する韓国語の本は大体ここで手に入ります。
残念ながらここは閉店したそうです。韓国のスピードって怖い・・・。

　

　

４）栄光図書（ヨングァントソ）

釜山の繁華街西面（ソミョン）にある大型書店。釜山では一番大きい本屋ではないでしょうか。西面ロータリーの地下道を通って行かなければならないので最初は迷いそうになります。地下一階、地上四階（だったかな？）の大書店。

　

　

５）東宝書籍（トンボソジョク）

これも釜山の西面にある大型書店。分類が親切でわかりやすいです。隣は映画館、地下はＣＤショップで、僕はこのＣＤショップにもよく行っていました。